どうも、yooです。
僕が推奨する中国輸入ビジネスはOEM・ODM製造によるプライベートブランド販売なのですが、
今回はOEM(オーイーエム)とODM(オーディーエム)の違いとそれぞれの特徴、メリット・デメリットについてを僕たち販売者側からの視点で解説したいと思います。
この違いと特徴が分かっていないと新たな商品をリリースする段階で「OEMすべきなのか」それとも「ODMで対応できるのか」が判断できない状態に陥ってしまいます。
ですのでこの記事を最後までご覧になって両者の違いや特徴についてしっかりと理解するようにしてください。
OEM・ODM製造とは
一般に僕たちのような販売者が自分のブランドで自分の独自商品を作る場合、「こんな商品作りたい」「形はこのようにしたい」「色はこういった色がいい」「こんな機能を付けたい」・・・と様々な想像をすると思います。
そして、漠然と想像したものを形にするために計画をたて、その計画に基づいて図面を起こして具体化していきます。
それがいわゆる『企画』や『設計』という作業です。
設計にあたっては商品を生産するために細かな仕様をまとめた、いわゆる仕様書というものを作ります。
でも僕らは工場を持っていませんので自分だけではいくら作りたい商品があって仕様書を作ったとしても
商品を形として作ることはできません。
そこで『製造』を外部の工場に委託する必要が出てきます。
このような生産方法をOEMといいます。
『企画』『設計』・・・自分が行う
『製造』・・・・・・・外部の委託先が行う
商品の企画や設計をする為にはその商品の市場やライバル商品の分析から始まりその商品を作るための様々な知識を集めて仕様書を作成する事になりますので、製造の前段階でかなりの時間が必要になります。
さらに製品が完成する前にサンプルを作成してそのサンプル品をチェックします。
僕の経験では製品化までには通常で2回程のサンプルチェックを行っています。
1回のサンプル作成で数週間から1ヶ月近くの時間を要してしまうのでサンプルチェックを2回、3回とやればやるほど販売するまでの時間が長くかかってしまいます。
このようにOEMはリードタイムが長くなる傾向にあるため資金回収が遅くなってしまいます。
また、まだ世の中にないオリジナル商品を作るので発注数も多くなります。
そのためOEMはある程度資金に余裕がある状態でないと厳しい製造形態といえます。
そこで、既に製造まで終わっている商品を僕たちのブランドとして販売するのがODMとなります。
ODMは自分の希望する条件にマッチする商品があれば、その商品を少量だけ買い付け、その商品の品質をチェックして問題がなければ自分のロゴを付けて自分独自のブランドとして販売していきます。
このようにOEMもODMも自分専用のブランド(プライベートブランド)として販売することができるのですが、それぞれにメリットとデメリットがあります。
次にそれぞれのメリット・デメリットを見ていきましょう。
OEMとODMのそれぞれのメリットとデメリット
すでに説明しましたが、
OEMとは、『Original Equipment Manufacturing』または 『Original Equipment Manufacturer』の略で、『企画』と『設計』を僕たち販売者が行い、『製造』を外部の委託先が行います。
ODMとは『Original Design Manufacturing』の略で、『企画』『設計』『製造』の全てを委託先が行います。
ではOEMとODMのそれぞれの特徴からメリットとデメリットを解説します。
OEM
メリット
- 差別化がしやすい
- マネをされにくい
- 市場に求められている商品を販売できる
- 利益の上限が無い
OEMでは設計から行いますのでオリジナル性を出すことができます。
その為、ライバル商品との差別化がしやすくライバルに真似をされにくいと言えます。
また、ライバル商品のレビューを基にライバル商品の良い点は取り入れ、悪い点を改善した商品を生産しますのでお客様の要望に沿った商品を販売する事ができます。
お客様の要望に沿った商品を販売できればもの凄く売れるようになるので利益の上限もありません。
デメリット
- リードタイムが長い(販売まで3~6ヶ月)
- 資金がある程度必要(30万円~)
企画から行うので製品化するまでに時間がかかります。
サンプルチェックを2回、3回と行う程リードタイムが長くなります。
リードタイムが長くなるということは資金の回収も遅くなるということです。
また、他には無い独自の商品を作ることになるのでロット数が多く必要になります。
(1商品で500個~1,000個の発注が必要になる場合が多いです。)
その為、資金がある程度必要になります。
ODM
メリット
- リードタイムが短い(販売まで1~1.5ヶ月)
- 低資金から始められる(10万円~)
- 利益の上限が無い
既に存在する商品の為、サンプルを確認してOKならすぐにでも販売開始できます。
また、すでに存在する商品の為、発注数も少なく済む場合が多いので資金があまりなくても取り組みやすいです。
購入者は自分が買おうとしている商品がOEM商品なのかODM商品なのかを気にして購入するわけではないので、ODMで扱う商品も、需要にマッチする商品であればかなりの数量を販売することができます。
デメリット
- 差別化が弱い
既に存在する商品の為、差別化がしずらいです。
ODMでの差別化は一般的にはライバルと全く同じ商品ではなく類似商品を扱うか、セット商品を付けて販売するケースがほとんどです。
但し、セット商品を付けるとセット商品の商品代金やセット組を代行会社等に外注するのであればその手数料も必要になります。
また、セット化して容積が大きくなることで在庫保管費用や配送料が高くなる可能性もあります。
このようにセット化は原価が高くなってしまうので、日本でまだ販売されていないライバルの類似商品が中国であれば、類似商品を自分のプライベートブランド商品として販売する方が原価を抑えられて長い期間販売できる可能性が高くなります。
最後に
今回はOEM・ODMの販売までの工程の違いとそれぞれのメリット・デメリットをお伝えしました。
いかがでしたでしょうか?
プライベートブランド販売の概略はご理解いただけたのではないでしょうか。
あなたがこれからプライベートブランド販売を始めて行くのでしたら、まずは資金があまりかからないODM販売から始める事をおすすめします!
ODMで何商品かをリリースして資金に余裕が出てきたらOEMに取り組んで行く流れが良いと思います。
それでは、最後までお読みいただきありがとうございました。
また次の記事でお会いしましょう!
コメント