Amazonで月単位の在庫保管超過手数料が導入される!?

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どうも、yooです。

昨日、Amazonから「【重要】FBA在庫保管制限と評価基準の変更に関するお知らせ」というメールが送られてきましたので内容をシェアしたいと思います。

セラーセントラルの新着情報にも2020年5月15日の日付で掲載してあるので、重要な情報を見逃さないようにセラーセントラルに表示されるニュースなどは必ずチェックするようにしましょう。

それでは今回の規約変更がどのようなものなのか見ていきましょう。

※2020年7月24日に在庫パフォーマンス指標の最小しきい値要件を500に変更する旨のお知らせがAmazonから届きました。

その為、この記事のしきい値も今後は500となります。

より一層在庫保管基準が厳しくなりました。

はじめに

現在Amazonでは「在庫保管制限」という仕組みが存在します。

小口出品なのか大口出品なのかでこの在庫保管の基準が異なります。

  • 小口出品:10立方フィートまで
  • 大口出品:在庫パフォーマンス指標が400を下回っている場合に適用される
    (商品を出品している期間が26週間未満の新規出品者のように在庫パフォーマンス指標のスコアを作成するのに十分な売上データがない出品者は除く)

※在庫保管制限が適用されている大口出品者でも、標準サイズ、大型サイズ、服&ファッション小物、シューズ&バッグの分類タイプについては、最少スペースである 25立方フィートは利用可能

※1立方フィート=0.0283168立法メートル

これをみると、小口出品の場合は10立方フィートまでしかFBA倉庫に在庫を保管しておくことができないということになります。

大口出品の場合は在庫パフォーマンス指標が400を下回っていると在庫保管制限が適用され、在庫パフォーマンス指標が400以上なら「在庫保管制限」の適用は無いという事になります。

在庫パフォーマンスってなに?

そもそも「在庫パフォーマンス指標ってなんなの?」っていう話なんですが…

Amazonでは次のような説明をしています。

在庫パフォーマンス指標のスコアは、四半期ごとのFBA販売率、在庫レベル、在庫保管コストなどを組み合わせ、在庫状況がどの程度良好に維持されているかを1つの指標で示すものです。この指標は、出品者様(大口のみ)のFBA在庫のパフォーマンスがどれほど良好か、また改善すべきポイントは何かを理解するのに役立ちます。そして、出品者様が無制限でFBAに在庫を納品いただけるかどうかを確認できます。
要約すると、四半期ごと(3か月ごと)にFBA販売率・在庫レベル・手数料などのデータをアマゾンが収集して計算した数値という事になります。
在庫パフォーマンス指標は0から1,000までのスコアでセラーセントラルに次の図のような形で表示されます。
在庫パフォーマンス指標
大口出品の場合は、このスコアを400以上に保っていれば無制限にFBA倉庫に納品できるけど、400未満になってしまうと保管できる容量に制限が設けられてしまいます。

在庫保管超過手数料が導入される

そこで、今回の規約変更部分がこの在庫保管超過手数料です。

結論から言えば、在庫保管制限が適用されている場合、2020年9月から在庫保管制限を超えてしまった日が1日でもあれば、1立方メートルあたり31,727円の手数料が請求されてしまうようになります。

在庫保管制限が適用されていて、Amazonフルフィルメントセンターに保管されている在庫が、月のいずれかの日にその四半期の在庫保管制限を超えた場合、在庫保管制限を超過した在庫に対して、1立方メートルあたり31,727円の在庫保管超過手数料が月単位で請求されます。
月単位なので、翌月も制限を超えてしまった場合はその月も請求されてしまいます。
1立方メートルあたりで31,727円ですから、それ以上の超過でしたら、2倍、3倍・・・とかなりの費用が発生することになります。

在庫の保管制限は6つの保管タイプ別に適用される

在庫の保管制限は下記の6つの保管タイプに対して適用されます。

  • 標準サイズ
  • 大型サイズ
  • 服&ファッション小物
  • シューズ&バッグ
  • 可燃物
  • エアゾール

そして、FBA在庫保管制限値は保管タイプ別に考える必要があります。

例えば、標準サイズとシューズ&バッグの在庫保管制限が25立方フィートだったとします。

その時にAmazonのFBA倉庫に26立方フィートの標準サイズの在庫がある場合、

標準サイズの納品プランを新規作成することはできませんが、

シューズ&バッグは在庫保管制限内でしたらその保管タイプの商品は納品プランを作成できます。

保管タイプは商品の特性に基づいてAmazonが勝手に付けてしまうので僕たちの方で変更することはできません。

自分が販売している商品がどの保管タイプなのかを判断するにはセラーセントラルのレポート→フルフィルメントを選択して表示される画面の「在庫の保管日数レポート」で確認できます。

在庫保管超過手数料がかからないようにするには・・・

僕たちのような大口出品者は在庫パフォーマンス指標のスコアを常に400以上にキープしておくという事が大前提ですが、もしも在庫保管制限が適用されてしまった場合は在庫保管制限内の在庫量になるようにFBA納品を行う必要があります。

もしも9月1日以降に在庫保管制限を超えてしまった場合は1か月分の在庫保管超過手数料が発生してしまいますが、翌月以降にこの手数料が発生しないようにするためにはFBA在庫を減らさなければいけません。

そして、Amazonフルフィルメントセンターにある在庫数を減らすには、以下の3つの方法があります。

  • 販売数を増やす。
  • 返送/所有権の放棄依頼を作成して、在庫の返送をリクエストする。
  • 返送/所有権の放棄依頼を作成して、在庫の廃棄をリクエストする。

要するに、沢山販売して倉庫に保管してある商品数を減らすか、FBA倉庫から返品または破棄をするようにしなければいけません。

また、大口出品者の場合、在庫保管制限は3か月ごとに評価されるので、仮に在庫保管制限が適用されてしまっても、次回以降の評価では在庫パフォーマンス指標のスコアが400以上になるようにセラーセントラルの在庫健全化ツールに表示される値は常に意識するようにしましょう。

最後に、在庫パフォーマンス指標のスコアチェックのスケジュールを掲載しておきますので参考にしてください。

四半期ごとの在庫保管制限のスケジュール

在庫保管制限は、2回のスコアチェック(四半期終了の6週間前および四半期最終週)の在庫パフォーマンス指標のスコアに基づいて決定されます。

いずれかのスコアチェックで在庫パフォーマンス指標のスコアが400以上であれば、在庫保管制限は適用されません。

四半期ごとの在庫保管制限のスケジュール

かなり分かりずらい表ですが、1月の最初の週を第1週としてそこから数えていくつ目の週なのかを判断するようにしてください。

2020年の第7週は2月9日~2月15日、第13週は3月22日~3月28日になりますが、この両方の期間で在庫パフォーマンス指標が400未満だと4月1日~6月30日の期間で在庫保管制限は適用されてしまいます。

以上が2020年9月1日から適用される「在庫保管超過手数料」についてでした。

最後までお読みいただき誠にありがとうございました。

また次の記事でお会いしましょう!

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